GNYAPとデジタル化の波
3年ぶりのGNYAP。

会場のそこら中に、懐かしい顔が。
世界中に志を同じくした同志、メンターを得たこと。
もしかしたら、それが留学の成果、留学で得られたもの、一番の財産なのかもしれません。

学会は、わずか3年の間に随分デジタル化にシフトしていました。

新しいテクノロジーを導入していくスピードは、日本の比ではありません。
専門医がリーダーシップを発揮し、デジタル化がもたらすもの、デジタルではできないこと、どういうアプローチを持って取り入れて行けばいいのか、補綴学の世界をリードする演者が、壇上で活発な議論を展開していました。

今後、ますますアメリカの歯科の世界はオーラルスキャナーや3Dプリンターなどのデジタル機器が普及していくことでしょう。
当院には、オーラルスキャナー、3Dプリンター、ミリングマシン、デザインソフト、ポーセレンファーネスなど、デジタル設備が全て揃っており、日本の歯科界に先駆けてデジタル化を進めています。
今回ニューヨークで活躍する専門医友人らですら、ここまでデジタル化を進めてものはいませんでした。
その点、デジタル機器を用いた歯科治療を先進的に行なっている専門医として、何らかの形で多方面にそのノウハウや学びを還元していかなくては、と思いを新たにしたのでした。