インプラントはあくまでオプションの一つです。部分入れ歯とクラウンブリッジのケース 米国補綴専門医が語る一般歯科の知らない世界

August 7, 2017

上顎にフルブリッジ、下顎は前歯がセラミックのクラウン、奥歯が入れ歯のケース。83歳の患者さん。奥歯がなく、前歯はボロボロの状態で来院されました。

クラウンはいきなりポーセレンを仕上げるのではなく、メタルフレームの試適からポーセレンを素焼きの段階でセットしてみて、噛み合わせ、発音、審美、コンタクトなどを確認します。

 

なぜ上の歯のクラウンはセラミックにしないで、咬合面がメタルなのかって?

 

それは思考停止というものです。

 

下顎は入れ歯で、人工歯は硬質レジン歯です。対合がセラミックだと磨耗してしまいます。かといってセラミック同士だとカンカンと音がしますし。83歳の方です。適度に削れる方が生体にも優しい場合もあります。

 

補綴の専門医は全てオールセラミックのクラウンにする、ということはありません。患者さんの状態によって材料を選択する。当たり前のことだと思いませんか?

 

インプラントを得意とうたっている歯科医院にかぎって、クラウンはメタルフリーと言ってみたり。

 

正直わけがわかりませんが、日本は業者先導で新しい歯科材料を導入して行くのが現状。ジルコニアは材質が改善されつつありますが様々な理由があり、補綴専門医の臨床ではまだまだ第一選択にはなりません。つまり適応は限られる。

 

実はお盆明けにモノリジックジルコニアのクラウンを除去の処置があります。たった3年前に神経の処置をした歯の再治療です。今から気が重いです。。

 

 

 

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