サンウルブズ主催のファウンダーズクラブ シーズンエンドパーティーに参加してきました。ブログ 米国補綴専門医が語る一般歯科医の知らない世界

July 16, 2017

昨日の歓喜の勝利から一夜明けて、本日はサンウルブズのファウンダーズクラブが主催するシーズンエンドパーティーに参加してきました。

100点近い大差での敗戦などありましたが、厳しい日程、移動、環境での試合で、チームの経験値は格段にアップしたことでしょう。

 

アスリートの本能として、選手にとっては最高峰の環境でのプレーは、何よりも得難い経験になったと思います。

 

全力で命がけてプレーし、半年間家族とも離れ地球を何周もするような移動距離もあり、精神的にも肉体的にも相当消耗したに違いありません。それも理解できます。

 

ただそれでも簡単に勝てる世界ではないのが辛いところ。。

 

全力やっているのに勝てない。通用しない。「世界基準」、スーパーラグビーの舞台で戦うというのはそういう場なんだと。

 

南アフリカ代表の元監督が、「サンウルブズは、スーパーラグビーを舐めている」と発言し、物議を醸しました。彼らがゲームの結果でしか判断しないのであれば、それは当然のことです。

 

スーパーラグビーは日本の大学、トップリーグと、ある意味身分保障のある環境とは厳しさが違う。10代のユースの世代から競争に晒され、浮きでなければ安定したポジションもありません。対戦相手が生きている世界はそういう世界。

 

本当にW杯でベスト8を目指すなら、スーパーラグビーを中心に活動していかないと日本ラグビーの発展は望めない気がします。

 

堀江選手、田中選手、松島選手のように、本当に人生をかけてスーパーラグビーを主戦場としてチャレンジする選手が増えていくこと。文字通り「プロ」の選手が増えないと日本ラグビーは芯から、本質的な強化にはならない。それは選手自身もわかっていると思います。

 

これはどの世界でも同じことです。

 

例えば、私が所属していたニューヨーク大学歯学部には、高校生の頃からアメリカやカナダに移住し、それから高校大学で良い成績を取り続け、歯学部に入学し、さらにそこでも優秀な成績を収め、専門医養成課程に入学を許されてきます。

 

10代の半ばくらいからずっと猛烈な努力を続け、やっと専門医の資格を得ます。

 

一方、母国で歯科医師となり、政情不安や経済的な状況の悪化により、家族を引き連れてアメリカに移住し、30半ばでアメリカの歯学部に再度入学してくる者も多い。

 

シリア、イラクなどの中東からの歯科医はそうした苦労人が多い。

 

私自身も、留学前は日本で開業し、経営的にも安定したクリニックを売却し、ニューヨーク大学の大学院に再度入学しました。

 

そうやって何を背負い、何かを投げ打った人間が、集まって切磋琢磨するから強い。

 

「日本基準」だと、開業したクリニックを処分して留学するなんて、ただただ勿体無い、、ということになるのでしょう。

 

日本では周りから、信じられないことをする奴だと多くの方から言われ続けました。仮に合格せず、ダメで帰国してもまだ開業してやり直せばいいと思っていたので、最後の決断に迷いはありませんでしたが。

 

日本の歯科医は、世界基準で見ると、かなり恵まれています。

 

しかし、保険診療の点数が低くて大変だーという声をよく聞きますが、保険診療から歯科が外れた時、それに見合う歯科治療が提供できる自信はあるのか。

 

完全自由診療になった世界で、生き残れる実力を蓄えているか。そのための努力を続けていますか。いかがでしょう。

 

話が少し外れてしまいましたが、日本ラグビーは幸い、これから選手のキャリアデザインを新しく作り上げることができます。

 

全員がプロ契約を結ぶ、退路を断つ。それができるとは思いませんし、そこまでバカ正直にラグビーに人生をかける選手はおそらくいないし無理をする必要もない。それは社会人としてはむしろ正しい判断です。

 

ならば大学で4年間ラグビーをする選択肢と同時に、トップリーグでラグビーをする機会があるだけでも作る。

 

そうやって少しずつキャリアの選択肢を広げていく。身分の保障を保ちつつ、強化を実現する日本独自の強化育成システムの構築は可能ではないでしょうか。

 

と、文章にスラスラ書いてしまうと簡単なのですが、これから2年は本当に大変でしょうね。。関係者全員が頑張って、必死にやっているのが理解できるだけに、その厳しさを実感します。

 

ただ、サインや一緒に写真撮影をお願いした時や、途中選手やスタッフの方がテーブルまで挨拶に来てくれたりして(稲垣選手、ありがとう!)、少し会話を交わす機会がありましたが、W杯で勝つんだという選手やスタッフ関係者の方々全員の熱意が、ものすごく伝わってきたことが嬉しかったです。

 

この人達が死に物狂いで取り組んで、勝てないならしょうがない。そう思わせてくれる集団、組織である気がします。

 

いちファンとしては、ただただ応援することしかできませんが、サンウルブズの活動含めラグビー日本代表の強化については、また来年以降を楽しみに期待します。

 

というわけで私はこれからも、ただただサンウルブズと日本代表の勝利を信じて、応援し続けていこうと思っています。

 

選手スタッフはじめ関係者の皆さん、お疲れ様でした。

 

 

 

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