インプラントオーバーデンチャーの臨床 その2 ブログ 米国補綴専門医が語る一般歯科医の知らない世界

July 13, 2017

インプラントオーバーデンチャーの技工手順、一つ一つの技工作業は手を抜けませんし、それだけ時間も費用もかかります。定められたステップは保険診療に慣れてしまっているドクターには煩雑に感じるかもしれません。

 

型を採って、噛み合わせの高さを決めて、はい、完成、というわけにはいきませんので。。

 

写真のケース、右下は他医院で10年以上前に埋入されたインプラント。右側の2本が今回、私が埋入したものです。

 

義歯作成、技工の流れは、

  • 現在使用している義歯、もしくは治療用の入れ歯を作成

  • 患者さんに使ってもらい経過をみる

  • 問題なければ、それ複製し、ラディオグラフィックガイドを作成する

  • ラディオグラフィックガイドを装着した状態でCT撮影

  • ラディオグラフィックガイドだけをCT撮影

  • インプラント解析ソフトを使用するため、それらのラディオグラフィックガイドの像を重ね合わせる

  • 排列された人工歯の位置から、アタッチメントのスペースとインプラント埋入位置を逆算し、外科の治療計画を立てる

  • ラディオグラフィックガイドから、サージカルステントを作成する

  • サージカルステントを使用し、インプラントを所定の位置に埋入する

まだまだ終わりません。

 

  • 新義歯作成のため、通法通り型とり

  • 噛み合わせの位置を決める

  • 人工歯を排列する

  • アタッチメントのスペースを考慮しつつ、メタルフレームを作成

  • アタッチメントを作成

  • 義歯を完成させ、セット

  • 中心位でリマウントし、再度噛み合わせと高さの確認

  • 患者さんに使ってもらい、必要に応じて調整を行う

となります。

 

 

補綴主導型の治療計画。

 

言うは易し、行うは。。

 

誰にでもできる治療ではありませんね。

 

保険診療の片手間では難しい。この方のアポイント時間は2時間でした。

 

牛丼のファーストフード店で、神戸牛のステーキは作れません、

 

患者さんは、左側のブリッジを全て失い、入れ歯になってしまうことを心配されてましたが、インプラントの維持と支持があるので、これまで以上によく噛める。

 

メインテナンスも楽になって嬉しいと喜んでおられました。

 

 

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