インプラントオーバーデンチャーの修理〜ブログ 米国補綴専門医が語る一般歯科医の知らない世界〜

June 28, 2017

少しみづらいですが、クリップ破損の方が来院されました。この入れ歯、インプラントオーバーデンチャーで、15年以上使用されています。矢印のあたりからクリップが脱離してしまいました。

 

基本的に、インプラントオーバーデンチャーは金属による補強が必要であることが現在ではスタンダードです。しかし、この方は上アゴが総義歯で、噛む力がそれほど強くないので、入れ歯も破損せず、長期使用されているのでしょう。

 

このバータイプのメタルフレームとクリップを使用したタイプのオーバーデンチャーは、修理が容易で、費用を抑えられる点がメリットです。メタルの使用量が少ないので装着感も軽く、着脱も容易。だから、高齢の方でも簡単に取り外しが可能です。

 

デメリットは、入れ歯が割れやすい、クリップが外れやすい、清掃性が良くないと言ったところでしょうか。

 

修理する際のポイントは、クリップをバーに挟み込む前に、バーとクリップの間に透明のシートを置くことです。バーの上に、透明なシート(薄いものであれば何でも大丈夫です)をおき、その上にクリップを置いて準備完了。

 

そして義歯のクリップがおさまる箇所に修理用レジンを盛り、入れ歯を戻します。入れ歯をバーの上に戻した際は、必ずクリップがカチッとした音とともに固定されていることを確認してください。適切に固定されていないと後で入れ歯がカタついて、入れ歯が浮き上がってしまいます。

 

オーバーデンチャーのためのアタッチメントは、バータイプの他にもロケーター、マグネットを使用しています。それぞれの特徴や使い分け方などは、また別の機会に紹介したいと思います。

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