インプラント維持によるオーバーデンチャーの臨床 その1 ブログ 米国補綴専門医が語る一般歯科医の知らない世界
前回咬合採得、かみ合わせの高さを決めました。
次のステップは人工歯の排列とその試適になります。
排列して装着してみたところ、お口の中と咬合器の位置関係が少しずれていたので、再度咬み合わせの型をとり、咬合器に再度装着。
この少しあってない、高い、という見極めをどうするのか、何を基準に、どう修正するのか、それが非常に難しいのです。

オーバーデンチャーは、インプラントの維持があるので、印象や咬み合わせが軽視されがちですが、基本は総義歯です。
入れ歯の辺縁は少し短いようにみえますが、あくまでも初めは基本通りです。それから患者さんに使ってもらい、邪魔になるような部位を削合していきます。
何をどういう順序で進めていくか、みるべきポイントは何か。色々ありますが、チェアサイドでみて、学ぶのが一番手っ取り早い。補綴のアドバイスコースが実習、見学を重要視している理由がそこにあります。
