かみ合わせのエキスパート、補綴専門医による入れ歯治療
「先生に、あと十年早く出会いたかった。。」
入れ歯の良し悪しを決めるのは、歯科技工士だけではなく、歯科医の技術と経験です。歯科技工士がどれだけ素晴らしい技術を持っていたとしても、それだけでも不十分です。ヨーロッパで開発されたBPSなどのシステムによる入れ歯作成が最近日本では広まってきていますが、BPSはパターンオーダーで、誰もが4回のアポイントで入れ歯作れるというもの。顎位が不安定な方、顎の骨が痩せてしまった方の入れ歯は、BPSでは作れません。歯科医が型を採り、上下の顎の位置関係の決定し、人工歯のかみ合わせ、歯並びを決定するからです。
かみ合わせの専門医である補綴医は自ら全て手作りで入れ歯は作成します。型を採り、カスタムトレーを用いて最終印象を採り、一つ一つのステップを丹念に手作りで積み重ねていきます。そして入れ歯が完成した後、さらにかみ合わせを咬合器上で調整しようやく完成です。咬める、痛くない、外れない、見た目が入れ歯だと気づかれない、よく喋れる自分の歯のような入れ歯が仕上がります。そのプロセスは、カスタムメイドの靴やスーツと同じオートクチュール。システムによる入れ歯作成には限界があります。補綴専門医よる超精密な入れ歯作りこそ、まさにオーダーメイドと言えるでしょう。
治療費例 インプラントオーバーデンチャー
CASE1 65歳の女性。主訴:しっかり咬める入れ歯を作りたい
ダメになった奥歯を抜歯し、埋入されていたインプラントを利用して入れ歯を作成。前歯は保存するために、メタルでコーピングにしてあります。




オーバーデンチャー 印象面
右下5番 マグネットアタッチメント
左下4番 マグネットアタッチメント
左下3番 ソフトアタッチメント
オーバーデンチャー
治療費合計 1,800,000円(税抜)

部分入れ歯 300,000円〜
左側は人工歯のスペースがないので、人工歯をメタルに。インプラントの奥にあった歯を抜歯し、固定性のインプラントから入れ歯になりました。部分入れ歯ですが、インプラントが入れ歯を支えているのでしっかり咬めます。

CASE2 70代の女性。主訴:入れ歯を新しく作りたい


インプラント2本とマグネットアタッチメント4本 800,000円
インプラントオーバーデンチャー 1,000,000円〜
治療費合計 1,800,000円(税抜)
しっかり咬める入れ歯を希望されたので、元々は右側に埋入されていたインプラントを使用し、左側は新たに2本インプラントを埋入しました。
CASE 3 70代の女性 主訴:しっかり咬めるような入れ歯にしたい
全てのケースが固定性のインプラントから、入れ歯に移行しています。
固定性のインプラントの有用性を否定はしませんが、インプラントがダメになったとき、ほかの歯がダメになったときに、かかりつけの歯科医が入れ歯に移行できるスキルを持っているか、経験豊富な歯科医か確認して下さい。
他院でインプラントをしたが追加の治療が必要になり、そのあとの入れ歯が作れずに治療ができないと言われて困っている方が、当院には実際多数来院されます。最終的なゴールをイメージせず埋入されたインプラントはリカバリーが非常に困難となりますので、より慎重かつ綿密な治療計画が必要です。